アロマとアトピーについて
多くの人がアロマによってアトピーが改善したという経験をもっています。もちろんアロマだけでアトピーが完治する訳ではありません。なぜならアトピーに効果があるアロマのほとんどが、炎症を抑えたり、皮膚のよくない菌を殺菌するなどの「体の外から」のケアだからです。
同時に「体の中から」ケアしたり、個人個人にあった方法で多角的に治療する必要があります。しかし、ステロイドを使わないという選択をした以上、それに代わる良い方法が必要です。その代わりとしてアロマによるアトピーケアは非常に安全で効果的なのです。
カモミールの入浴剤
カモミールはヨーロッパで昔から薬草として使われているハーブです。「ハーブの女王」と言われるほど有名で、その成分に「α-ビサボロール」というものが含まれているのですが、実はこれは肌を保護する効果があることが認められ、化粧品にも使われています。
詳しく言えば、保湿や消炎作用、抗アレルギー作用、鎮静作用が確認されています。まさに肌が乾燥し、炎症があり、アレルギー反応であるアトピーにはうってつけの効果があるのです!
また、アトピーの子は体温が低く、冷え性であることが多いのですが、カミツレエキスによって「手足の冷え」や「湯冷め」にも効果があり、血行を良くしてくれるので体温を上げ、体の免疫力アップにも貢献してくれます!
このアロマオイルとしてすぐれたカモミールを原料とした入浴剤があるんです!
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黄色ブドウ球菌とホホバオイル
ホホバオイルってご存知でしょうか?
ホホバオイルは、ホホバという多年草の種からとれる貴重なオイルです。ネイティブアメリカンは昔からホホバオイルのことを「金の液」と呼び、肌の保湿から始まり、様々な用途で使用してきました。そして近年世界中でその効果が認知されるようになってきたオイルなのです。
このホホバオイルはアロマとして使うオイルを薄めて使うためのベースになるオイルです。キャリアオイルという呼ばれ方をするのですが、このベースになるオイル自体が、アトピーの痒みを促す「黄色ブドウ球菌」を減少させてくれるのです。もちろん保湿効果だけとっても効果的なものですが、アトピーの症状軽減を目的として幅広く活用されています。
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ティートゥリーの殺菌効果
ティートゥリーは、オーストラリア原産のフトモモ科の樹木「ティートゥリー」から抽出したオイルです。実は、アボリジニの間で昔から「万能薬」として使われてきたほどのオイルなのです。
なぜかというと、ティートゥリーには殺菌力があるため、皮膚のトラブルに関係する様々な菌を殺菌してくれるので、皮膚疾患の治療として有名なのです。
その殺菌力によって痒みの原因になる菌を減少させてくれるので、特に痒みの強い時にさっと塗り、痒みを抑え、それによって掻きむしる回数を減らし皮膚が再生するための時間を作ってくれるので、アトピーの炎症がよくなる良いサイクルを作ってくれるのです。
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