二人目もやっぱりアトピーでした!

わが家に待望の娘が生まれた!3600gの大きな子だったのもあり、私が高血圧になってしまったこともあり、吸引しての出産だった。
しかし、一つの不安がよぎる。この子も息子と同じようにアトピーなのではないか・・・。生後一ヶ月ほどは皮膚に変化もみられず、「これは大丈夫かな」と期待していたところに顔にブツブツが。
まあ、ただの乳児湿疹かもと自分を安心させつつ見守ることにする。

生後二ヶ月

顔がカサカサし始め、小さなブツブツ(湿疹)もあり、膿というのか、黄色い汁がたまっている。
医者はこの段階では乳児湿疹としか言いようがなく、アトピーかどうかはわからないが、上の子の経験もあり「これはアトピーだろうな」と覚悟した。
カサカサがあまりにひどくなり、天然のものをと考えソンバー油を塗る。そして上の子と同じようにEM(米のとぎ汁EM発酵液)を塗る。やっぱりかゆくて辛いのか日中は「抱っこ、抱っこ、抱っこ」。
夕方くらいから、とてもよくぐずる。夜寝ない・・・。

生後三ヶ月

顔を自分でひっかいてしまい、血がでる。とにかく「抱っこ」。
ベビーカーも車のチャイルドシートも嫌がる。上の子もそうだったが普通車の揺れで寝てくれるものだと思っていたけど、泣き叫ぶ!車の移動は私一人ではできなくなった。上の子もいるし・・・。
母乳のみで育てているため、食事をかなり気をつけ、三ヶ月の間で何がよくて、何が反応してしまうかわかってきた。
「卵、乳製品、牛肉、油の多い料理、ジャンクフード、コンビニの弁当やおにぎり、菓子パン類(卵とか入ってるので)、ココア、チョコ、ケーキ・・・」。
牛肉の脂と卵とチョコ類が一番ひどく反応するようだ。

「食べるものがない!!」

「美味しいものは全部ダメ!?」

食事制限をすると栄養が偏るので、代用として「豆乳、豆腐、おから、魚」を中心に食べる。まるで精進料理のような食事に加え、二人の子どもにおわれる育児のストレスでおかしくなりそうだった。

夜な夜な自分で卵なし、牛乳なしのケーキを焼く。二日に一回は焼いていたような。とにかくコンビニいっても、スーパーいっても私が食べられるものがほとんどないことに本当に悲しくなった。

断乳する日が遥か彼方に思えた。

ソンバー油は少し効いてるような気もする。乾燥に対して最低限の保湿。EMにいたっては効いてる様子がない。冬も本格的になり、乾燥がひどく、あごから首にかけて、ジュクジュクしてただれている。どんどんひどくなってる。さらに厳しく私の食事制限が必要になり、市販のカリン糖など、卵入ってないから大丈夫かなって思ってたものもやめる。センベイしか食べられない・・・。

三ヶ月検診の時、まわりの子に比べてうちの娘だけがほっぺが真っ赤、見るのもつらい状態。
しかしそんな食事制限が効果をあらわし、顔のしっしんが良くなってきた。と言っても劇的に良くなってる訳ではなくピークに比べたらいいかなくらい。
でも改善はしてる。

生後四ヶ月

状態は変わらない。確実にアトピーだ。全身に湿疹がひろがる。
とにかく悩んでもしょうがない。その他の成長に目を向けて前向きにいこう!この頃いろいろな非ステロイド系の軟膏を試した。紫雲膏(しうんこう)と亜鉛華軟膏(あえんかなんこう)そしてステロイドを使わない方針の小児科でもらったモクタール。

あまりどれも効果を感じない。

こんなこともあった。ある日、突然ものすごくかぶれてあごから首がボロボロ。血だらけ。でも思い当たるふしがない・・・。
なぜ?食事制限はむしろさらに厳しくしてる。何が原因?そしてひとつの仮説をたてた。

洗濯の洗剤ではないか??

実は洗濯の洗剤が切れ、もらいものの柔軟剤が入った液体洗剤に変えたばかりだった。それしかない。すぐその洗剤で洗った服を「EM液体洗濯せっけん」で洗いなおす。

予想通り症状がおさまって来た。界面活性剤の怖さは聞いていたけど、つい他のことで手一杯で、そこまで気をまわせなかった。とにかく、前の状態にまでは戻った。
次に何ができるのか模索する日々。そして料理の油が良くないということがわかり、サラダ油からシソ油とオリーブオイルに変える。これは私自身のためにもよかった。油があまり使えないということで油に飢えていたので、一つストレスを減らせたと思う。

こんな毎日が続き、もう耐えられない!限界!と思いながらもがんばれたのは上の子の脱ステの経験によって、
「ステロイドを使わない治療」によって絶対に良くなる。
という確信があったからだと思う。

生後五ヶ月~六ヶ月

そして、五ヶ月の中ごろから変化がついにあらわれる。
上の子の時、あれほど効いたEMがこの子にはまったく効かないのか変化なしだった。塗らない日もあった。ただ、上の子の時と違ってEM(米のとぎ汁EM発酵液)を塗っていたので、原液に変えてみた

お風呂に少し入れ、毎日EMの原液を塗る。ガサガサしているところを中心に塗り、ジュクジュクしているところは塗らないか控えめにし、ガサガサに変わったら塗っていた。毎日毎日、何度も塗った。

あごがツルツルしてきた。首のリンパ液も減ってきた。少し希望が見えてきた。
この小康状態がこの後二ヶ月ほど続く。また、通常この頃離乳食をする時期だが、アトピーの子にとってこの段階で離乳食はまだ早いということを知り、八ヶ月~九ヶ月まで待つことにする。

生後七ヶ月

この時期、アトピーは小康状態のままだったけどオムツかぶれがひどい。
下痢が続き、一日6~8回ぐらいうんちをするので、その度ごとにひどくなっていくかのような状態で、生活がままならなくなってきた。
アトピーよりもこっちの方が大変で多少のブツブツはそのままになってしまった。

皮膚科ではステロイドしかないということで、
「ステロイドを使いたくない」と言ったらものすごく冷たくあしらわれてとてもショックだった。

旦那様と話し合い、「アトピーではなくひどいオムツかぶれ」ということで、短期決戦で三日間だけ使い、症状がすこしおさめてあとはケアをしっかりするという方針にしてみた。朝と晩ステロイドを塗り、EMは一日何度も何度も塗った。

おむつかぶれはあっという間に治った。ステロイド恐ろしや!
しかし、もっと恐ろしかったのはおしりのオムツかぶれにステロイドを塗っただけなのに、体の他の箇所のアトピーが少し炎症がひいていった。
塗ってもいない箇所が治るなんて!こんな強い薬を上の子に毎日塗っていたかと思うと怖くなった。
今回の判断が正しかったのかという疑いが頭をよぎり続け、そして四日目にステロイドを辞めた。すぐに悪化してきたけど念入りにケアをして、おむつかぶれ騒動は無事に終わる。
ただ、娘の体には少しステロイドが残ってしまったのだろう。

生後八ヶ月

この頃になると、EM原液の力がどんどん現れてきた!小康状態だったアトピーが目を見張る改善を見せ、顔がこんなに白かったの!?って思うほどつるつるしてきた。EM原液すごい!どんどん良くなる。他の軟膏もやめる。

そんなうれしい毎日の中、アレルギー検査の結果が出る。卵アレルギーのみ。たったの一つのアレルギーに逆に「卵だけ?」という意味でびっくりした。
食事制限は意味がなかったのかな?卵だけやめればよかったの?
と一瞬混乱した。
いやいや、牛乳飲んでも、チョコ食べても、添加物の多いものを食べても、アトピーがひどくなったぞ。
これでわかったことは、アレルギーのものだけでなくアトピーの子の弱い胃腸には、これらのものは負担がかかってアトピーとして症状がでてしまうということだ。自分の選択は間違ってなかった。

そして、食事制限を少しずつ解除しはじめる。
生クリーム、ケーキ少量、チョコ少量・・・。
「出ない!」「アトピーが出ない!」
調子にのってポテトチップス!
「あ、ちょっとブツブツ。しまった。」
でも翌日にはよくなった。

そしてその後様子をみて、今度はアレルギーがある卵の入ったたこ焼き2個。

「出ない!!」

この八ヶ月、食事制限をして炎症がでないようにして行く中でEMが免疫力を高めてきた。少しくらい体に悪いものが入っても負けない体になったんだ!苦労が報われた思いだった。

これからの日々への決意

最近読んだアトピーの本の中に「生後六ヶ月以内にステロイドを使うとアトピーは治りにくくなる」と書いてありました。
確かにまわりのアトピーの子どもの中でステロイドを使わなかった子どもは、1歳前後で治ってる子が多いようです。もちろんステロイドを使わない治療なのでたくさんの苦労がともなっています。
しかし、ステロイドを使った子どもたちは小学生になってもかゆくて眠れないと言ってステロイドの強度が上がっていってるのを目にします。

それは、ステロイドによって免疫を高められなかったからではないでしょうか。

つい最近娘は九ヶ月をむかえました。一体この子のどこがアトピーだったのかと思うほどもちもち、ツルツルした肌に変わりました。
上の子の経験があったとは言え、ステロイドを最初から使わないという治療は始めてだったので、毎日苦労の連続でした。それでも自分の選択を信じて、続けてこれたのはいつも協力してくれる家族があったからこそです。
特にまだ4才の上の子には、妹がアトピーということもあり、寂しい思いをさせたことと思います。

私の家族は、このアトピーという大きなチャンレンジに会う度に家族の絆が深まり、成長していっているような気がします

娘は、これから本格的な離乳食や様々な環境の変化、ストレスなどでアトピーが再発するかもしれません。しかし、それに負けない、免疫力の強い体になるように今から努力していきたいと思います。

「根本的な治療」、これこそがアトピーを「完治」させる道です。まだ、アレルゲンを生活から取り除くだけでは完治はしていません。
今、「根本的な治療」に向けてさらに調べ、良いと思われる方法を試していっています。それによって子ども達のアトピーを完治させたいと思います。
効果があった方法はこのサイトを通じて同じ立場のお母さんやアトピーで苦しむ方々の為にも紹介していきたいと思います。

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