よく噛んでアトピー改善
胃腸の強さとアトピーについて何度もサイト内で書いてきましたが、食べ物を「よく噛む」という角度でその関係について紹介しましょう。
まずは「胃」についてですが、胃は食べたものを細かく消化して、次に腸に送るという役割があります。
消化には酵素を使うのですが、タンパク質を細かくしてアミノ酸に分解します。しかし、消化がしっかり出来ないと大きな状態で腸に流れこんでしまいます。
このアミノ酸より大きな状態で腸に入ると、不消化のタンパク質が入ることになり、それを免疫細胞が「異物」と判断され、アレルギー反応からアトピーが悪化するという流れがあります。
よく噛むことによって胃の働きを助ける
上記のように、胃に食べ物が入る前に食べ物をよく噛むことによって胃の働きを助けることが出来ます。
よく噛まずに食べると、食べ物が大きいまま飲み込んだり、飲み物で流し込むということをするのですが、30回以上噛むと、唾液がしっかり出るので、食べ物と唾液がよく混ざり、自然に食べ物がノドに流れ込んでいきます。
こうすると胃はスムーズに消化をして、腸に送ることができ、アレルゲンとしては認識されることはありません。
冷たい飲み物が消化を悪くする
日本人は冷たい飲み物を好むことをご存知でしょうか?外食をして最初に冷たい水やお茶が出てくることは基本的には日本では当たり前です。しかし、例えば中国などにいくと、食べ物屋では温かい飲み物が出てくることがほとんどなのです。そして、日本人に比べて中国人の方が胃腸トラブルで悩む人が圧倒的に少ないと言われています。
この原因として、冷たい飲み物は食べたもの消化を悪くするのです。なぜなら上記で出てきたタンパク質を分解する酵素(消化酵素)は冷たいもに弱く、低温だと働きが弱くなってしまうのです!
アトピーの子は胃腸が弱い
アトピーの子ども達は消化器官が未熟で、お腹の善玉菌が少ない、もしくは活発でないという特徴があります。その為に、生まれてまもなく食物アレルギーによってアレルギーが出たり、アトピーになったりします。
これは、胃腸の強さとアトピーが密接に関係していることをあらわしています。そして、しばしばアトピーと同時に便秘に悩むことが多くなります。これが胃腸の強化を妨げてしまい、負のサイクルの入ってしまうのです。アトピーの子たちにはぜひ腸内環境改善に取り組んでほしいと思います。
方法は各家庭によって異なると思いますが、食生活を見直し、さらに日々オリゴ糖や乳酸菌を摂取し、善玉菌を活発にすることが大切です。
サイト内参考記事/
>>便秘を治してアトピー改善