代謝を良くして、皮膚が生まれ変わるのを助ける

消化酵素と代謝酵素

体の中で作られる酵素には「消化酵素」と「代謝酵素」の2種類があります。消化酵素は、食べ物を分解して栄養として吸収できる状態にする酵素、代謝酵素は、吸収された栄養をエネルギー源に変えたり、骨や筋肉を作ったり、免疫力を高めるといった生命活動を行っています。

酵素は一生のうちで作られる量には限界がある

酵素は毎日作られていますが、一生のうちで作られる量には限界があります。消化の悪いものや、添加物が多く含まれた加工食品を食べていると、消化酵素ばかりが作られて、体を作るべき代謝酵素が不足してしまいます。その結果免疫力の低下や、老化の促進につながります。

アトピーを改善するためには消化酵素を節約する

アトピーを改善するためには消化酵素を節約して、皮膚を作ってくれる代謝酵素を多く作り出す事が必要になってきます。その時にも発酵食品が大きな働きをしてくれます。
発酵食品は微生物によってタンパク質をでんぷんなどの吸収しやすい状態に変えてくれたものです。発酵の過程で生み出された酵素が、人間の消化酵素の代わりに消化してくれるため、体内で作られる消化酵素を節約することができます。

味噌や納豆、甘酒などに含まれるビタミンB2は、皮膚や粘膜の代謝を促す働きがあるので、皮膚が美しく生まれ変わるのを助けてくれます。

酵素は低温に弱い!

世界の中で日本は冷たい飲み物を好む傾向にあります。しかし、消化酵素は低温に弱いということをご存知でしょうか?

食事中の冷たい飲みものによって、消化酵素がよく働かず、食べ物のタンパク質を細かくしてアミノ酸に分解出来ません、すると消化がしっかり出来ないと大きな状態で腸に流れこんでしまいます。

不消化のタンパク質が入ることになり、それを免疫細胞が「異物」と判断され、アレルギー反応を起こし、アトピーが悪化するという流れがあるのです。

アトピーの子たちは、胃腸が弱いという特徴を持っている場合がほとんどなので、夏の暑い時期でも極力冷たいものは避けたり、食事中でも冷たいものは最初に少量食べ、すぐに温かいものを食べるように工夫するといいでしょう。

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