汗によってアトピーが悪化する?

汗とアトピー

夏は湿度が高くなる為、乾燥によるアトピーはかなり改善します。子どもによっては、まるでアトピーが治ったかのように肌がツルツルになる子もいます。

しかし、夏にアトピーがよくならない場合、「汗」によって痒みが増してしまい、アトピーが悪化してしまうのです。

汗は敵か味方か?

私の旦那さんは、夏に「できるだけ汗はかきたくない」と良く言っていました。なぜなら汗でアトピーが痒くなるからです。

特にヒザとヒジの内側はとてもヒドく悪化することが多く、旦那さんにとっては、夏はアトピーが悪化するツライ時期でした。

夏の気温と湿度が患部の黄色ブドウ球菌という細菌が繁殖してしまい、毒素を出し、痒みを増幅させてしまうという事実があります。

「汗はアトピーの大敵!」と言いたいところですが、しかし汗はなんの為に存在するのでしょうか?やはり体にとって必要だから汗は出るのです。

それはアトピーの子ども達にとっても同じです。

汗の必要性

汗は実は肌自体が自分で行うスキンケアなのです。

肌の「汗腺」から出る汗と「皮脂腺」から出る皮脂が混じって「皮脂膜」ができます。この「皮脂膜」が出来ると皮膚のバリア機能として、弱酸性に保たれ皮膚を守ってくれるのです。

また、汗は暑い夏に体温を下げてくれます。もし体温が高いままだと、高い体温自体が痒みにつながってしまいます。

汗によってアトピーは改善するのです!大切なのは、汗が痒みの原因にならないようにケアすることです!

汗対策はカンタン!

汗を水で流す

汗をアトピー改善の為の味方にするには、しっかりと汗をかいたあとに洗い流すことです。出来れば塩素を除去した水やミネラルウォーターなどが、肌に優しくておすすめです。

外に出かける時は、100円ショップなどに売ってる携帯用の小さな霧吹きの中に水を入れて、汗をかいた噴きかけて汗を洗い流す。

実はアトピーだと汗をかきにくいという特徴があります。しかし、夏はそれを改善するチャンスなのです。しっかり汗をかくことが出来る肌にする為に最適な時期なのです。

しっかり汗をかき、しっかりケアをして、汗を味方につけましょう!

参考記事/
>>アトピー用の入浴剤「みんなの肌潤糖」体験談
>>黄色ブドウ球菌とホホバオイル

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