高熱が出るとアトピーが良くなる?
子どもって風邪ひいたり、ロタウィルスやインフルエンザになったりと何かと熱を出してしまいます。その度病院に行ったり、看病したりとママたちはとても大変なことと思います。
しかし、悪いことばかりでもないのです。実はたくさんの人達が、「高熱」が出るとアトピーの症状が一時的に良くなることを経験しているのです。
わが家の子どもたちの経験
わが家には三人子どもがいますが、一人が風邪をひけばみんなうつってそろって高熱を出すなんていつものこと。そして高熱も良くでます。
するとアトピーの上の二人は、やはり高熱が出るとアトピーの症状が改善するという経験を何度もしました。一体どうして熱が出るとアトピーが良くなるのか?アトピーは不思議な病気なのです。
高熱でアトピーが良くなる理由は?
高熱とアトピーの関係について、いろいろと調べてみたのですが、はっきりとした理由が見つからなかったのですが、「こういう仕組みなんじゃないか?」という仮説が幾つかあげられそうです。
免疫システムの変化
インフルエンザなどの高熱が出ると、体内で体を守る為に白血球などが戦闘状態になります。この免疫システムが働くことによって、アトピーという免疫異常、免疫過剰状態から一時離れて免疫システムが総動員でウィルスと戦うことになるのです。
ということは、普段免疫システムの異常によってアトピーの症状が出ていたものが、高熱の期間だけは一時休止するのでアトピーの症状が改善すると考えられるのです。
高熱で冷え性状態の改善
ほとんどのアトピーの子は体温が低めです。子どもと言えども「冷え性」なのです。体が冷えている人は、免疫力が不安定なことが多く、なかなかアトピーの症状が改善されません。
漢方の世界でもアトピーの原因は「冷え」と「弱い胃腸」の問題と言われることも多く、病気でとは言え、一時的に体温が高まることによって免疫力が高まり、アトピーが改善するということが起きるのです。体温が1℃上昇すると免疫力が30%以上増加すると言う研究者もいます。
病気によって糖分をとらない
ロタウィルスなどの胃腸がやられ、高熱も出るという病気にかかった場合、食欲もなくなり何も食べれない状況になってしまいます。 そうなると「糖分」、「炭水化物」をとらないという状態になり、体の血糖値の急激な上昇がおこらないため、痒みが抑えられ、掻きむしらずにすむので症状が改善します。
高熱をチャンスに!
高熱が下がり、体が回復すると少しずつアトピーの症状が元に戻ってしまいます。
しかし、わが家では高熱が出ると「チャンス」と考えるようにしています。もちろん熱が高く上がりすぎないように気をつけないといけないですが、38度代くらいなら座薬なども使わず自然に治るままにしておきます。
治るのに多少時間はかかりますが、「これでアトピーが改善するんだ」と思い、いつもより念入りにスキンケアをします。それによって掻き傷が治り、痒みがおさまるなら子どもにとってもうれしいことだと思います。高熱はチャンスです。このチャンスに良くスキンケアをすると、結構長く「高熱効果」が続きます。
※高熱によって熱性けいれんなどをおこす子もいるので、自己判断でお願いします。
手作りOS-1(経口補水液)
子どもも大人も最近は熱が出ると「OS-1」を飲むことが多くなりました。病院などでも脱水症状防止にOS-1を勧めるほどメジャーなものでわが家でも高熱時の必須アイテムとして活用してありました。
このOS-1は、電解質と糖質の配合バランスが工夫された優れものなのですが、1本200円弱と結構値段が高いので、実はわが家では簡易的なものを家で作ることにしています!
アトピーの子用の特性OS-1
OS-1の作り方はカンタンでネット調べればたくさん出てきます。
代表的な作り方は、
・白湯1リットル
・砂糖40g(大匙4と半分)
・塩3g(小さじ半分)
・レモン果汁適量
これでかなりOS-1に近い味になります。塩の吸収をよくするために砂糖が入っているそうですが、40gも入れることを考えると、アトピーの子にはどうかな??と思います。
上記にもありますが、砂糖は血糖値を上げ痒みを起こさせるので、出来れば少なくしたいものです。そこでわが家では、アトピー用特性OS-1として、上白糖ではなく、テンサイ糖とオリゴ糖と天然塩を使ってOS-1を作っています。
テンサイ糖とオリゴ糖のOS-1
テンサイ糖もオリゴ糖も体を温める砂糖です。しかも胃腸を整える効果が抜群なので、ロタウィルスで胃腸がやられ、高熱が出た状態には、脱水症状にも胃腸を整えるのにも役立つ飲み物になります。
わが家では高熱時は、手作りアトピー特性OS-1でアトピー改善のチャンスになるのです!
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