大人アトピーに悩む人が増えている
最近「大人アトピー」という言葉が一般化したように思います。この言葉は以前はアトピーと言う病気は、「子ども」の病気であるという認識から生まれた言葉なのですが、大人がアトピーになることは昔は非常に少なかったという現状があります。一体なぜ大人アトピーが増えたのでしょうか?
幼少期のステロイド治療
実は現在大人アトピーに悩む人の多くは、子ども時代にアトピーを経験し、ステロイドの福祉作用があまりしられてない時代に日々ステロイド治療によってアトピーの症状をおさえていた経験をもっているのです。
そのような方々は子ども時代にステロイドによって、ほぼ完治したかのようにアトピーから開放され、気づけばアトピーのことなんて忘れているようなケースが多いのです。
しかし、アトピーの原因を何一つ解決しないまま大人になり、なんらかの要因がキッカケとなり大人アトピーとして、アトピーが再発してしまうことがあるのです。これは大きな落とし穴だと思います。
実はうちの旦那さんがまさにそのパターンにあてはまる一人なのです。
アトピーが再発するきっかけ
大人アトピーとして、成人してからアトピーが再発するケースには何らかのキッカケがあることが多いようです。
例えば、生活環境がガラっと変わった時などです。引っ越しや就職、妊娠、出産などなど。
なぜ生活環境の変化が再発へとつながるかと言えば、まずは変化によるストレスです。病は気からという言葉がありますが、ストレスとアトピーは非常に深い関係があります。強いストレスによって体調が悪くなるのは多くの人が経験することではないでしょうか?
変化によるストレス、それによって体の免疫力が低下し、子どもの時のように免疫異常によってアトピーの症状が出てしまうのです。
また、引っ越しなどで言えば引っ越し先の住居のハウスダストであったり、乾燥地帯、寒冷地へによる肌への負担だったりと、様々な要因も考えられます。一人暮らしをして食生活が乱れて大人アトピーになるなんてこともあります。
旦那さんの大人アトピー再発体験談
うちの旦那さんは、子どもの時にひどいアトピーでステロイドによって長年治療を受けていました。ステロイドの力によって中学の頃にはほとんど症状はなくなっていましたが、大人アトピーとして再発することになってしまいました。
1回目の再発
最初の再発は、20歳の時、初めての就職の時でした。週六日、毎日夜10時までの残業という過酷なスケジュールをこなしていたら、肘や膝の内側がかなりヒドイ炎症が起きてしまいました。
2回目の再発
2回目は、25歳の時です。引っ越しをして友だち二人でアパートで暮らし始めてしばらくしたら顔中がガサガサし始め、体の様々なところが赤く、湿疹が出来てしました。
3回目の再発
3回目は、結婚後子どもたちがアトピーになり、毎日アトピーの子ども達をケアする日々の中、寝不足や過労によって人生で最もひどい症状が出てしまいました。
ステロイドは安易に使えない非常に強い薬なのです。
現在ステロイドの副作用の怖さが浸透し始めていますが、それでも小児科や皮膚科でかんたんに幼い赤ちゃんや子どもたちにステロイドが処方されます。
確かにステロイドによって子どもたちは痒さから開放され、血だらけで苦しむわが子を見ることもなくなります。しかし、ステロイド治療はその子どもたちの人生に大きな悪影響を与える場合があるということを知る必要があります。
ステロイドが100%悪と言うつもりはありません。時に必要になることもあると思います。しかし、ステロイドは非常に強い薬なのです。その治療の結果をよく学び、よく考え、どのような治療をするべきかを考える必要があります。
ステロイド治療以外の方法があることを知る
大切なことはステロイド以外にもアトピーを改善さることが出来る方法がいくつも存在することを知ることだと思います。
アトピーの原因は個人個人で異なるので、最も適した治療方法を探さなければいけないというツライ道を選ぶことになりますが、幼少期にステロイドなしでアトピーを治すことが出来た子どもたちの多くは大人アトピーへ発展することが少ないのです。
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