まわりからステロイドを勧められる
ステロイドを使わないと決心して、その決心に従った生活を始めたら、意外なところから反発がありました。
まずは親族からでした。私たちもそうでしたが、ステロイドの怖さは調べないとわからないことです。経験しないとわからないことです。そして、ステロイドを使わないことは常識から少し外れていることなんです。
ある時、こんな電話がかかってきました。
「友達に看護師さんがいるんだけど、やっぱりステロイドをつかわないとアトピーは治らないって言ってたわよ、毎日痒くて子どもが可哀想じゃない!」とこんな内容でした。
まわりの理解を得るのは一苦労
上記のような電話に対して、怒る気持ちはありません。なぜなら当然の反応だと思うからです。私も逆の立場だったら同じことを言うかどうかはわかりませんが、同じ思いだったと思います。
ステロイドを使わないことは、ここ最近では結構珍しいことでは無くなってきましたが、ほんの数年前までは、まわりの理解を得るにはなかなか難しく、結局わが家も当時はあきらめました。
結果がまわりを納得させる
まわりの理解は言葉では得ることは難しいと感じました。しかしわが家の方法を子どもたちが試した結果、ステロイドが99%は離れることが出来、しかもアトピーは改善したことを見て、まわりが納得しはじめました。
医者が変化するのは遠い
こんなツライ経験をしたことがあります。
小児科でアトピーを見せにいった時、「ステロイドを使いたくない」と言ったら、見下したように「ステロイドを使わないと治りませんよ。ステロイドを使わないなら帰って下さい」と言うよな内容のことを冷たく言われたことがあります。
非常にがっかりしました。子ども達が少しでも健康になるように死に物狂いで毎日を送ってるのに、全く理解のない言葉に言葉を失った思い出があります。
後日、わが家の方法でアトピーが改善した頃、風邪でその小児科に行った時に、前のカルテを見て「あれ?アトピーは?」みたいことを言われたので、ステロイドを使わずに改善したことを話しても、ほぼ無反応でした。
ステロイド以外の治療をする病院が増えることを願っています。
世の中にはいろいろな医者がいますので、個人の方法に文句を言うのも間違っていると思いますが、とにかく願うことは、ステロイド以外の治療をする病院が増えることです。
それによって、ステロイドを使いたい人、使いたくない人、それぞれが病院を選べる時代が来ることを願っています。