塩素がアトピー悪化の原因になります。
「どうして水がアトピーの原因に?」
アトピーは環境が大きな原因となっている病気です。ですから、とりあえず皮膚の炎症を治しつつも、根本となっている環境の悪影響を取り除き、またそれを取り入れにくい体を作ることが、完治にはかかせません。ここでは汚染された環境の一つとして、水について考えてみたいと思います。
毎日飲む水にアトピーの原因が含まれている
世界中の他の国に比べ、日本にアトピー患者が極めて多いのをご存知ですか?最近では乳児の3割以上がアトピー性皮膚炎と診断されています。
では、世界の国々と何が一体違うというのでしょうか。それは水道水の中に含まれる塩素の濃度です。
他の国に比べ、倍以上の塩素が日本の水道水の中には含まれているのです。塩素と言えば、漂白剤として使われていますよね。その容器には必ず「危険」といった文字がかかれています。また塩素を多く含んだプールに入った後は、目を良く洗い、体をシャワーで流すように、学校では指導されています。塩素が体によくないからです。しかしその塩素が、日本では必要以上に水道水に投入されています。
蛇口塩素濃度は、東京の1.5 PPMを筆頭に、全国軒並みに高くなっていて、これは規定の10倍から20倍で、プールの基準値(0.4 PPM以上)よりも濃くなっているのです。また、日本では赤ちゃんの時から毎日湯船に浸かる習慣があります。塩素を皮膚から取り入れるだけでなく、湯気となった塩素を大量に毎日吸い込んでいます。
塩素は細胞を傷つけ破壊します。皮膚、気管支、鼻粘膜は塩素を取り入れまいと戦い続け、アトピー、喘息、アレルギー性鼻炎にかかっていきます。反対に、塩素除去をするだけで、アトピーが驚くほどよくなった、と言う話も良く聞きます。温泉治療というのがいいというのも、温泉には塩素が含まれていないからなのかもしれません。
塩素を取り除く方法は、ろ過する、化学反応を使って中和する、という2つの方法があります。
浄水器によって塩素をろ過する
飲み水は、浄水器を取り付け、ろ過することで塩素を除去することができます。我が家では、浄水器はお金持ちの道楽ぐらいに考えていましたが、塩素の恐ろしさを知り、すぐに取り付けました。
我が家で散々迷って決めたのは「日本ガイシ 家庭用浄水器C1」です。
我が家は築30年の古い団地なので屋上の貯水タンクから水がでるんですが、とにかく「まずい!」。お風呂に水をためる時もプール並の塩素臭がして困ってました。
今回わが子の体のためにと思いこの浄水器を思い切って買いましたが、購入した方のコメントにもあるようにとにかく「美味しい!」です。塩素臭もしなくなり、水としてだけでなくお茶を作っても料理に使用しても大満足でとても気に入ってます。
購入したあとから知ったことですが、この浄水器はネットや雑誌、いろんなところでかなりの評判のようで、これならまちがいないそうです。もう少し安いと主婦としてはうれしいですけどね。
今回は子どもの為にがんばりました。
アマゾンで購入したので紹介しておきます。(下はカートリッジ)
浄水器を流しに設置しました。
頭にラップがはってあるのは、あまり上から水大量にかからないようにという説明があったのではってあります。
メーカーサイトでは、「0.0001mmの超微細孔で、細菌や微細な不純物を99.999%取り除くファインセラミックフィルターと、トリハロメタンや塩素、化学物質などを吸着する高性能活性炭、鉛除去セラミックスの働きで、安全な水をつくります。
シンプルで気品ある円形のステンレスボディは、1つ1つ手作り。お手入れも簡単です。また、本体を回転させることができるので、キッチンでの作業がラクになります。」
と書いてありました。>>日本ガイシ 浄水器
ビタミンCで塩素を中和する
塩素除去のシャワーヘッドがおすすめです。我が家では「Arromicイオニックプラス ビタミンC シャワー」を購入しました。
上記のビタミンCをヘッドにいれるだけの簡単なものです。注意として自宅のシャワーと型が合うかは要確認です。
またお風呂にお湯をはる場合は、塩素除去のシャワーヘッドのビタミンCの粉末を入れると塩素を中和させ、簡単に除去することができます。お風呂に1g入れるだけで中和できるので、かなり経済的といえます。
ちなみにビタミンC(アスコルビン酸)は薬局で1,600円ぐらいで手に入れることができますが、売ってる薬局が少なかったのでわたしは、シャワーとセットでアマゾンで購入しました。
塩素除去しても、そんなに変わるものではないだろう、とわたしは思っていたのですが、大違いでした。顔を洗ったり、髪を洗ったりするとつっぱたり、がさがさになるのは塩素の仕業なのですが、塩素を除去したお湯であらうと、つっぱりがへり、髪がリンスなしでさらさらになります。
塩素除去前のお風呂に手を入れると、すこしピリピリした感じがしまがすが、ビタミンCをすこし入れるだけで、ピリピリせず、まったりした柔らかい感触に変わっています。驚きました。一番風呂は良くないとはこのことです。
何よりも、お風呂で塩素でイタイイタイと泣き叫び、逃げ出そうとしていた息子が、お風呂で楽しく遊んでいる姿を見て、浄水器、ビタミンC、シャワーヘッドとかなりの出費でしたが、この選択はまちがってなかったと満足しています。
アレルギーの子供をもつママに付きまとう不安の一つは、アレルギーマーチともいわれ、アトピーの子供がそのうち、喘息、アレルギー性鼻炎になっていくのでは、というものではないでしょうか。
私の旦那さんはアトピーですが、小学校に入って喘息が発症し、そして、そのうちみごと鼻炎にもなりました。旦那さんが子供の頃、脱塩素といったような情報があれば、また違ったのかもしれません。塩素を除去することによって、子供の皮膚、気管支、鼻粘膜を守り、アトピーを改善し、喘息、アレルギー性鼻炎の発症する可能性を減らすことができるなら、試してみる価値は十分にあるのではないでしょうか。
塩素が除去できる「アトピー肌専用入浴剤」
みんなの肌潤風呂という入浴剤は、入浴後の肌の乾燥対策として開発された「アトピー肌専用入浴剤」なのですが、うれしいことにその成分によって塩素の除去も出来る入浴剤のです!以下が塩素除去の実験動画です。
なぜ塩素を除去出来るかというと、以下のような理由があげられます。
- アルカリ性であることから、塩素が弱まるため
- 温泉成分(湯の花)による金属イオンで塩素が消費されるため
- 炭酸水素イオンにより塩素が消費されるため