免疫力アップ大作戦!
アトピーは免疫システムが正常に働かないことによって、アトピーの症状が悪化するという側面があります。症状がアトピー改善に必要な免疫力をアップするためにはどうしたらいいのか?
免疫システムを正常化し、免疫力をアップする為には、人の免疫に重要な役割を持つ腸内細菌の詳しい働きを知り、体内から免疫力を高める方法を紹介します。
免疫力アップの秘訣は、腸内環境の改善です!
どれくらい免疫力と病気が関係しているかというと、例えば卵を生で食べると全ての人の体に「サルモネラ菌」が入ります。もっと言えば「サルモネラ菌」に感染します。
しかし、腸内環境が良く、免疫力が高いと感染しても全く発症しません。それと同じように、腸内環境が良好だとアトピーなどのアレルギー性の病気も「免疫力」によって抑える、または軽減することが出来るのです。
腸内環境を改善するカギは「腸内細菌のバランス」です!
腸内細菌には「善玉菌」と「悪玉菌」と「日和見菌」の3つのグループがあります。
「善玉菌」で有名なのがビフィズス菌などの「乳酸菌」です。この「乳酸菌」の働きの中で重要なのは、「免疫細胞」を活性化してくれることです。
「悪玉菌」はその逆で、発がん性物質、有害物質を作ってしまいます。それによって免疫力が低下し、便秘を始め、様々な病気の原因になってしまいます。
免疫システムが正常に働かなければ、アレルゲンなどに過剰反応し、アトピーの症状が出てしまうのです。
お母さんの腸内細菌を受け継ぐ、赤ちゃんたち・・・。
赤ちゃんはお母さんのお腹の中で「無菌」状態で過ごします。
しかし、産まれて来る時にお母さんの産道を通り、お母さんの腸内細菌を受け継ぎます。お母さんの善玉菌が優勢なら、赤ちゃんはそれを受け継ぎます。
逆に悪玉菌が優勢なら腸内環境の悪さを受け継いでしまうのです。その証拠に新生児とお母さんのビフィズス菌を調べると、かなりの確立でその種類が共通しています。
アトピーの母親を持つ子どもがアトピーが発症しやすい理由の一つがここにあります。もちろん母親がアトピーでなく、父親だけがアトピーの場合や両親ともにアトピーでない場合も子どもがアトピーになることがあるので、これだけがアトピーの理由というわけではありませんが、深く関係していることは立証されています。
アトピーと善玉菌の関係が非常に良くわかる研究があります。
アトピーの症状がある妊婦さんに「乳酸菌」を与えると、「アトピーの子が産まれる数が少なかった」という研究結果が発表されているのです!
妊娠前、妊娠中にお母さんが出来ること
妊娠前、妊娠中にお母さんが出来ることはズバリ「腸内環境の改善」です。善玉菌が優勢なお腹を作るように日々心がけましょう。
行うことはカンタンです。
- 毎日「生きて腸に届く乳酸菌」をとる!
- お腹の善玉菌のエサになる「オリゴ糖」をとる!
- 食物繊維をしっかりとってお腹のお掃除をする!
サイト内参考記事/
>>アトピーを改善させる乳酸菌!
>>お腹の赤ちゃんのアトピー予防
アトピーの赤ちゃん、子どもにしてあげられること。
新生児の場合/
新生児の時期にすでにアトピーの症状があったり、便秘だったり、ウンチの臭いやオナラの臭いがきつかったりする場合、新生児でも腸内環境の改善に取り組むことが出来ます。
もちろん食べ物による腸内環境改善は出来ませんが、オリゴ糖をあげることは出来ます。液体の甘味料のオリゴ糖ではなく、純粋な100%のオリゴ糖を1日に1グラム~2グラムあげることによって、赤ちゃんのお腹の中の善玉菌のエサになり、善玉菌を活発にしてくれます。
ちなみにオリゴ糖は、母乳にも粉ミルクにも少し含まれているので新生児でもとることが出来るのです。
乳児、幼児の場合/
離乳食が始まると、ヨーグルトで腸内環境を改善したくなりますが、実はアトピーに子の場合はヨーグルトはアトピー悪化の原因になることがあります。
では一体どうすればいいのでしょうか?以下の記事が参考になると思います。
サイト内参考記事/
>>アトピーにヨーグルトは良いか悪いか?
>>アトピーを改善させる乳酸菌!